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■ミス激減の思考法③■数学にもある「数えられる/数えられない」 ― 文章題のミスを防ぐ論理の目 ―

2026.02.14
筆者内海 昌子|浦和美園校 教務主任

みなさんこんにちは!
浦和美園校の内海です。

■ミス激減の思考法③■がやってきました!

以前、以下の算数についての記事を1つ、受験テクニックについての2つの記事を書きました。

【小学算数】小学校の内容はこんなに中・高の内容に直結している?!【中・高数学】<過去記事はこちら!>
■ミス激減の思考法①■【社会・記述対策】<過去記事はこちら!>
■ミス激減の思考法②■社会と英語はつながっている? <過去記事はこちら!>

上記の3記事を超簡単にまとめると……


算数と数学は、前の学年の積み重ねがすべてです。
もし今、方程式や関数で苦戦しているなら、それは才能のせいではなく、土台のどこかに「小さな穴」があるだけです。
そして、社会や英語でも「数」と「量」の使い分けが重要になるシーンがいくつもあるよ、という記事でした。

算数・数学のミスを防ぐ「量」の感覚

「式は合っているのに答えがずれる」「単位の扱いで失点してしまう」

算数や数学の文章題で、そんな経験はありませんか?

その原因の多くは、「数(かず)」として扱うべきか、「量(りょう)」として扱うべきかの区別が曖昧なことにあります。実はこれ、英語の「可算名詞・不可算名詞」の考え方と全く同じなのです。

1. 数学の基本:「数えられるもの」と「測るもの」

数学の世界でも、英語と同じように「数えられるもの」と「数えられないもの」の区別が重要です。

  • 数えられるもの:人数、本数、回数
    • これらは「1人、2人……」と指で数えられる、飛び飛びの値です。
    • 中1生が習う「自然数」は、まさにこれ。自然界にあって指で数えられるから自然数と呼びます(だから指で数えられない「0」は含みません)。
  • 数えられないもの:長さ、重さ、時間、速さ、割合
    • これらは「測るもの」であり、整数の間にも無限に値が存在します(例:距離 3.5km、時間 2.25時間)。途切れることなくつながっているのが特徴です。

ちなみに、数学用語では数えられるものを「離散量」、数えられず測るものを「連続量」と呼びます。この用語は覚える必要はありませんが、上記の考え方は理解しておくと数学脳が作られてきます。

この違いを意識できていないと、実に「もったいないミス」が発生します。

2. なぜ「数えられるもの」「測るもの」を取り違えるミスが起きるのか?

その代表例が時間の計算です。

【よくある間違い】
計算の結果、答えが「2.5時間」と出たとします。これをそのまま「2時間5分」や「2時間50分」と書いてしまうお子さんがいらっしゃいます。

これは、時間の感覚が「アナログ時計(連続的な針の動き)」ではなく、デジタルな「単なる数字の並び」になってしまっているからです。

「0.5時間」は「1時間の半分」だから「30分」。でも、デジタルの「.5」を見るとつい「50分」としたくなってしまうのです。 時間は測るものなので、1時間を「60分」という目盛りで区別する特殊なルールを意識しなければなりません。

また、中学受験の基本、「植木算」もこの区別が重要です。

木の本数 = 離散量(数えられる「点」)
間の長さ = 連続量(測る「線」)
⇒「木が10本なら、間は9個」。

この「1」のズレに悩む子は多いですが、「数えるもの(点)」と「測るもの(線)」を分けて考える習慣があれば、図を描いたときにケアレスミスを劇的に減らすことができます。

3. 「答えの吟味」でケアレスミスをゼロに!

「数えられるかどうか」の感覚は、見直しの際にも強力な武器になります。

例えば、方程式を解いて答えが x = 13/3 と出たとしましょう。

もし問題で聞かれているのが「人数」であれば、この時点で「計算が絶対におかしい!」と即座に気づけます。人数は「数えられるもの」なので、答えは必ず整数になるはずだからです。

(※平均人数などは小数で表すこともありますが、通常、個々の人数は整数です)

逆に、「濃度」や「速さ」であれば、小数や分数の答えが出てきても何ら不思議ではありません。

「今、自分が求めているのは『指で数えられる数』か、それとも『測るべき量』か」

これを一瞬考えるだけで、とんでもない誤答をそのまま提出するリスクを避けられるのです。

まとめ:科目の壁を越えた「論理の目」

今回のシリーズを通してお伝えしたかったのは、「英語・社会・数学などの学問は、すべて根っこでつながっている」ということです。

  • 英語:可算名詞か不可算名詞か。
  • 社会:「増加」という言葉をどの指標(数か率か)に使うか。
  • 数学:数えるものか、測るものか。

これらはすべて、対象を正しく捉え、言葉や数字を厳密に使い分ける「論理的な思考」そのものです。

皆さんも問題を解くとき、「これは数えられるかな? 測るものかな?」と、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。その一歩が、ミスをゼロに近づける大きな鍵になります!

これは、
・中学受験
・中学校の定期テスト
・北辰テスト
・高校受験
いずれにも使える鍵ですので、絶対に実践してみてくださいね!

もし一緒に考えてみたい、浦和美園校の授業を受けてみたいと少しでも思ったそこのあなた!

下のボタンからお気軽にお問い合わせ・体験授業のお申し込みをしてみてくださいね。

お読みいただきありがとうございました。

……

……

実は、今回まで3回に渡ってお話しした「数えられる」か「数えられないか」の使い分け。

ついに、国語の世界ではどのように考えればいいのか、お伝えします。

次回、

国語でも差がつく「言葉の扱い方」
― 抽象語と具体語が分かると、記述が安定する ―

お楽しみに!!!

今度こそ、お読みいただきありがとうございました。

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