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浦和美園校

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■ミス激減の思考法①■【社会・記述対策】その「日本語」で大丈夫?減点を防ぐ「語彙の使い分け」講座

2026.01.30
筆者内海 昌子|浦和美園校 教務主任

さいたま市緑区・岩槻区の受験生必見!美園中や城南中の生徒が狙う公立高校合格へ、社会の記述で減点を防ぐ「言葉選び」のコツを伝授。ケアレスミスを無くし、浦和美園校で満点を目指しましょう。

みなさんこんにちは!
浦和美園校の内海です。

最直前期になってまいりましたので、最後の詰めに役立つ記述問題のテクニックについてみなさんにご紹介いたします!

「輸送人数」はNG?埼玉県公立入試・社会で満点をとるための言葉選び

本日は社会。

埼玉県の社会は比較的点が取りやすいため、中上位層の高校を目指すなら、記述でのケアレスミスや言葉の不備による失点は絶対に避けたいところ。

特に、学校選択問題校(越ヶ谷、越谷北、川口市立、川口北など)を目指すのであれば、85~95点は取りたいところです。
御三家(県立浦和・浦和一女・大宮高校)や市立浦和を目指すのであれば、本気で100点を取ってほしいです。

しかし、「頭では伝えたいことは分かっている」のに「記述問題の書き方が甘い」ことで、減点をされてしまう可能性があります。

今日はそんな減点を極力減らそうという取り組みです。

⚠️ その解答、本当に「満点」ですか?

ここでまず例題をご覧ください(参考:2024年埼玉県公立高校入試問題)。

問 明石海峡大橋が開通したことで、徳島-関西間のフェリーと旅客船の輸送人員にどのような変化が見られたか?

みなさんはどのように解答しますか?

当塾のある生徒さんで、このようにお答えしていました。


答 徳島県と関西方面を結ぶフェリーと旅客船の輸送人数が低下している。

一見、正解に見えますよね? 

ですが、実はこれでは満点はとれない可能性の高い解答なんです。

解説します!

値段・水準・質→低下した 数・量→減少した 

どこがひっかかるのかというと、

「輸送」と「人数」の相性が悪いというところです。

「輸送」は本来、①物資②貨物③人や物を運ぶ行為そのものを指す語です。
「鉄道輸送」や「船舶輸送」、「輸送量」などと使います。

そのため、
❌ 輸送人数が低下した
→ 「低下」は、数えられない“量”に対して使う言葉です。
→ 「人数」を“運んだ量”として扱っており、日本語として不自然になります。

分かりやすく表にまとめてみました。

項目使うべき言葉
数・量減少・増加人数、収穫量、輸送量
値段・水準・質低下上昇価格、能力、品質、気温

今回のケースでは「人数(または人員)」という「数」について述べているので、正解は「減少した」でなければなりません。

「部活の人数が低下した」とは言いませんよね?「人数が減った(減少した)」と言うはずです。

こうした日常的な違和感を、入試の記述でも意識することが大切です。

社会科で「安全」な言い換えリスト

記述で迷ったら、以下の表現をテンプレとして覚えておきましょう!

1.「人」について書くとき
 →〇〇の利用者数が減少したor利用する人が減った

2.「交通機関の働き」を書くとき
 →輸送量が減少した(※「人数」ではなく「量」にする)

3.統計資料に基づき、カッチリ書きたいとき
 →輸送人員が減少した(※「人数」ではなく「人員」がベター)

👉 Point 「輸送人員」ならOKですが、「輸送人数」は言葉として少し不自然です。
迷ったら「利用する人の数」や「利用者数」と書くのが最も安全です!

「物価」にも要注意!よくある「NGな組み合わせ」

実は「人数」以外にも、ついつい間違えてしまう表現があります。それが「物価」です。

❌ 物価が増加した
⭕ 物価が上昇した(上がった)

「物価」というのは、商品の「値段」を総合的に見たものです。
「値段」は「増える」ものではなく「上がる・下がる」ものですよね。
最近、ニュースで「物価高(ぶっかだか)」という言葉を聞きませんか? 
高い、ということは、上がっているんです。決して物価が増えているわけではないです。「物価増(ぶっかぞう)」ではないです。

ここを整理!「増加・減少」か「上昇・低下」か

記述問題で迷ったら、先ほどの表を思い出してください。
イラストも作ってみたので、保存もできますよ!

「輸出」というテーマでも、

「輸出」なら増加。 「輸出比率」なら上昇

というふうに、語尾を正しく使い分けるだけで、採点官に「おっ、この受験生は言葉の使い方が正確だな」と好印象を与え、減点を防ぐことができます!

不安に思ったら先生方が添削します!

記述問題は、自分一人で丸付けをすると「だいたい合っているから丸」と甘くなりがちです。 しかし、その「甘さ」が、本番の合否を分ける境界線になるかもしれません。

今回ご紹介したテクニックはほんの一例です。 浦和美園校では、生徒一人ひとりの癖を見抜き、減点されない「強い答案」の書き方を指導しています。

「書けるはずなのに点数が伸び悩んでいる」 そんな悩みを持っているなら、ぜひ一度相談に来てください。 合格への「あと1点」を、一緒に掴み取りましょう!
「自分の解答はどうかな?」と不安になったら、いつでも答案を持ってきてくださいね。添削します!

お読みいただきありがとうございました。

……

……

実は、今回お話しした「数・量」と「水準」の使い分け。

英語の「数えられる名詞(可算名詞)」「数えられない名詞(不可算名詞)」の考え方と、そっくりそのまま繋がっているんです。

次回は英語の視点から、この「言葉の感覚」をさらに深掘りしていきます。お楽しみに!

今度こそ、お読みいただきありがとうございました。

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