八潮教室
住所:〒340-0822 埼玉県八潮市大瀬539-1
TEL:048-951-2062
営業時間:14:00〜22:00(火曜日~土曜日)

八潮教室では、小学生・中学生・高校生を対象に、
集団指導・個別指導で志望校合格をサポートいたします。
皆さん、こんにちは、こんばんは。
ゴールデンウィークに入ってからお届けしていた、「埼玉県高校入試分析」。
このシリーズも、ついに最終回。英語編にまいります。
今回は、今年の埼玉県の入試英語を解いてみて気づいた「3つの変化」と「これからの対策」について、現場の目線でお話ししたいと思います。
まず、「英語において求められる語彙の水準が、以前と比べて飛躍的に高まっている」という事実に気が付きました。
今年の学校選択問題の大問3の長文には、以下のような表現が出てきました。
上記の3つのどれも、英検2級レベルの語彙です。
2000年代~2010年代には、中学校の段階でこのような語彙を扱うことはほとんどありませんでした。以前であればbecause of や problem といった基本的な単語で構成されていた部分が、現在では高校英語寄りの表現や、抽象度の高い語彙に置き換わっています。
つまり、「教科書の単語を暗記した」だけでは太刀打ちできず、長文の中で出会った少し難しい表現も日頃から着実にストックしていく力が、そのまま得点差につながる時代になっています。
もう一つの大きな変化は、長文のテーマです。
このセクションでは、学力検査問題校・学校選択問題校 共通で出題されたものについて触れます。
昔の入試英語といえば「学校生活」や「家族旅行」といった中学生の日常テーマが定番でした。しかし、今年の長文のテーマは「道の駅(roadside station)」といった地域社会の話題でした。
ちなみに昨年は「宇都宮市のLRT(バス高速輸送システム)」が題材でした。
「埼玉県の入試なのになぜ宇都宮?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は近年の入試は、地域活性化や環境問題といった社会的なテーマを扱うことが非常に多くなっています。これは「埼玉県の知識」を問うているのではなく、「英語を用いて、知らない事象や新しい情報を正確に読み取る力」を測っているからです。
文法問題の出題形式にも明確な変化を感じました。
例えば、今年の「道の駅」についての文章の中には以下の2パターンの表現が出てきました。
・tried making soba(そば作りを試してみた)
・try to sell more product(より多くの商品を売ろうとする)
この違い、分かりますか?
英語には
・try to do (〜しようと努力する)
・try doing(試しに〜してみる)
というニュアンスの違いがあります。今回の問題は、その違いを単発の文法知識として問うというよりも、体験イベントの話題という文脈から、自然に意味を理解できるかを見る作りになっていました。
文法を独立したルールとして暗記するだけでなく、「長文の流れの中で正しく意味を取れるか」という総合的な読解力が重視されています。

学校選択問題はとにかく高度な作問がされています。
長文そのものが極端に長いわけではないのですが、
「長文を読む」
「資料を見る」
「会話文を読む」
「40〜50語の自由英作文を書く」と、
とにかく処理すべき情報量が多いのです。
英文・資料・英作文を時間内にさばききる「速読・即解」の力がないと、時間が全く足りない構成になっています。
ここまでお読みいただき、「現在の入試英語は非常に難しい」と感じられたかもしれません。
しかし、過度に不安になる必要はありません。
求められているレベルは確実に上がっていますが、決して特別な生徒にしか解けない問題ではないからです。
基本的な文法を固めることはもちろん重要ですが、
それ以上に
「多くの長文に触れる」
「社会的なテーマの語彙に慣れる」
「速く情報を処理する」
という訓練を継続的に積めば、必ず今の入試でも戦えるようになります。
中3生、中2生の皆さんは、少しずつ「読解力と語彙力の総合戦」に向けた準備を始めていきましょう。私たちも、全力でサポートしてまいります。
先輩たちの立派な結果を見て、「自分にはまだ早い」「部活引退したら時間できるから大丈夫」と思っていませんか?
しかし、あえて厳しい現実をお伝えします。
先ほど挙げた「英検2級レベルの語彙のストック」や「膨大な英文を速く正確に読み解く情報処理速度」は、中3の秋から慌てて詰め込んでも決して身につくものではありません。
英語の総合力は、日々の地道な積み重ねによってのみ培われます。
10ヶ月後の入試本番、自信を持って問題用紙と向き合うために。
そして、来年の春に最高の笑顔で第一志望校の門をくぐるために。
「夏になってから」ではなく、「今」この瞬間から動き出しましょう。
学校選択問題の分量に圧倒されないための「戦略」があります。
「長文は読めるけど、時間が全然足りない!」
そんな悩みを持つ受験生のために、当塾では独自の「情報処理メソッド」を指導しています。
速く、正確に解くコツを教室で体験してみませんか?
夏を待たず、今からスピードの壁を突破しましょう!
それでは、またの機会に、お会いしましょう!