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ワールドカップで学ぶ社会③~なぜモロッコはアフリカ初のベスト4になれたのか?

2026.06.25
筆者都丸 雅樹

2022年カタールワールドカップ。

世界中を驚かせた国がありました。

それがモロッコです。

モロッコはスペインやポルトガルといった強豪国を破り、アフリカ勢として史上初のベスト4進出を果たしました。

今回のワールドカップでも強豪国ブラジルと引き分けています。

なぜモロッコはこれほど強いのでしょうか。

実は、その理由は社会科で学ぶ「地理」と深く関係しています。

モロッコはアフリカとヨーロッパの交差点

モロッコはアフリカ大陸の北西部にあります。

地図を見ると、ヨーロッパとの間にはジブラルタル海峡しかありません。

最も近い場所では、スペインとの距離はわずか14kmほどです。

そのため昔から人や文化の行き来が盛んでした。

モロッコは

  • アフリカ
  • アラブ世界
  • ヨーロッパ

この3つの地域の影響を受けながら発展してきた国なのです。

国旗の中央には緑色の五芒星(スレイマンの印章)が描かれ、イスラム教の神聖な色である緑は宗教的価値観を示しています

五芒星の5つの角は愛、真実、平和、自由、正義を表すとされ、国家安泰の象徴でもあります。

モロッコ代表にはヨーロッパ育ちの選手が多い

モロッコ代表の選手を調べると面白いことに気づきます。

実は多くの選手がヨーロッパで生まれ育っています。

フランス、ベルギー、オランダ、スペインなどで育ちながら、ルーツであるモロッコ代表を選んだ選手が数多くいます。

つまりモロッコ代表は、

「モロッコ国内だけで育ったチーム」

ではありません。

世界中にいるモロッコ系の選手たちが集まったチームなのです。

社会科で学ぶ「移民」が関係している

中学校の地理では「移民」という言葉を学びます。

移民とは、仕事や生活のために他の国へ移り住む人たちのことです。

モロッコからも多くの人々がヨーロッパへ移住してきました。

その子どもたちがサッカー選手となり、モロッコ代表として活躍しているのです。

教科書では難しく見える「移民」という言葉も、ワールドカップを見ると身近に感じられます。

サッカーは社会の教科書

ワールドカップは単なるスポーツ大会ではありません。

そこには、

  • 地理
  • 歴史
  • 文化
  • 宗教
  • 民族

など、社会科で学ぶ内容がたくさん詰まっています。

モロッコの快進撃の背景には、アフリカとヨーロッパを結ぶ歴史や移民の存在がありました。

試合結果だけを見るのではなく、

「なぜこの国は強いのだろう?」

と考えてみると、社会科がもっと面白く見えてくるかもしれません。

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