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ワールドカップで学ぶ社会⑤~なぜイングランド・スコットランド・ウェールズは別々の代表なの?

2026.06.30
筆者都丸 雅樹

ワールドカップを見ていると、

イングランド代表、スコットランド代表、ウェールズ代表。

「あれ?」

イギリス代表じゃないの?

そう思ったことはありませんか。

実は、この疑問の答えは中学校で学ぶ地理や歴史につながっています。

イギリスという国は実は一つではない

私たちが「イギリス」と呼んでいる国の正式名称は、

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom)です。

長い名前ですが、簡単に言えば4つの地域が一つの国をつくっています。

  • イングランド
  • スコットランド
  • ウェールズ
  • 北アイルランド

つまり、イギリスは「一つの国」でありながら、「四つの歴史ある地域」が集まってできている国なのです。

では、なぜ代表は別々なの?

答えは、とてもシンプルです。

サッカーが生まれた頃には、それぞれが独自の代表チームを持っていたからです。

19世紀、近代サッカーがイギリスで広まると、

イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド(現在の北アイルランドを含む)は、それぞれ独自のサッカー協会をつくりました。

世界最古の国際試合も、1872年のイングランド対スコットランド戦です。

つまり、FIFA(国際サッカー連盟)ができる前から、それぞれが「代表チーム」として活動していたのです。

その歴史が今でも受け継がれているため、ワールドカップでも別々の代表として出場しています。

オリンピックではどうなるの?

ここでさらに面白い疑問が生まれます。

「じゃあ、オリンピックは?」

実はオリンピックでは、基本的に**イギリス(イギリス代表/Team GB)**として出場します。

つまり、

  • ワールドカップ → イングランド、スコットランドなどが別々
  • オリンピック → イギリスとして一つ

競技・大会によって代表の考え方が違うのです。

地理と歴史がつながる

中学校では、

  • イギリス(連合王国)
  • イングランド
  • スコットランド
  • ウェールズ
  • 北アイルランド

という名前が出てきます。

「全部イギリスじゃないの?」

と混乱しやすい単元ですが、ワールドカップを見ると違いがよく分かります。

スポーツは、国の歴史や文化を映す鏡でもあるのです。

ワールドカップは世界を知るきっかけ

試合を見ながら、

「なぜイギリス代表じゃないんだろう?」

そんな疑問を持つことが、社会科への第一歩になります。

教科書だけでは覚えにくい内容も、サッカーと結びつけると印象に残ります。

ワールドカップは、世界中の国々の歴史や文化を学べる最高の教材です。

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